MODD SaaS Webサーバの概要構成
MODDエンジンは、商品棚として機能するCMSエンジンと、実際の購入フローを構成するショッピングカートエンジンによって構成されています。ブラウザからのリクエストは
ASP.NET Routing によって購入フローについてはショッピングカートエンジンに、それ以外の一般ページやコンテンツの要求については CMSエンジンに渡されます。
ショッピングカートエンジンは注文の処理手順を表現するカートパイプラインをもっており、このパイプラインを構成する各部品を順次呼び出しする事で注文処理を行います。
CMSテンプレートエンジンでは ASP.NET Routing からのルーティング情報、およびショッピングカートエンジンからの情報を元に最終的な出力HTMLを生成して返す処理を行います。

ショッピングカートエンジンは受注をDBに保存し、以後はバッチによって処理が行われます。
柔軟なカスタマイズ性
このような構造により、MODD
ECエンジンは基本的なカート内でのユーザーフロー(商品選択、ログイン、決済、送付先の指定の順序)や、フローの途中で表示する項目等もCMSのテンプレートによってカスタマイズが可能です。

MODDショッピングカートエンジンは ASP.NET MVC のコントローラおよび、コントローラが利用する各種ビジネスロジックサービスを構成しており、CMSテンプレートエンジンは
ViewEngine およびView を実装する事になります。
一般的なMVCアーキテクチャではViewModelに表示する項目を乗せ、Viewではそれを表示するのみですが、ViewEngineに参照系処理機能を搭載することでカスタマイズ性を確保しています。
積極的なキャッシュを含むテンプレートエンジン
CMSテンプレートエンジンは コンテンツデータベースからのデータの取得と、それをHTML(を含むテキスト)への変換を実行する事に最適化されたテンプレート言語を実装しており、テンプレート言語はコード生成、コンパイルされた上で実行されます。コード生成時に十分にチューニングされ一貫性のあるキャッシュ制御が組み込まれますので、ページの実装としてキャッシュを意識する必要はなく安定した性能が実現されます。
また、テンプレート言語では任意のC#コードをテンプレート内で実行するために組み込む事ができ、これにより必要なサーバ処理を組み込むこともできます。

このような積極的なキャッシュ処理は注文殺到時等にキャッシュが効果的に作用する事でDB負荷の平準化効果を及ぼし、負荷耐性に優れた応答特性を示します。